筋肉の発達に役立つ食品
筋肉をつくるためには食事が重要だと繰り返し説明しているが、どのような食品を食べればいいのか迷う人も多いだろう。
よく○○はタンパク質が豊富なので、これを毎日食べてもいいですか？などと言う質問を受けるのだが一つの食品で完璧な栄養素をとれる食品はない。筋肉を成長させるには様々な種類の食品を食べタンパク質や炭水化物、脂質、ビタミンやミネラルなど筋肉の成長に必要な栄養素をしっかりと摂ることが大切だ。
しかし筋肉づくりにおける成果をあげやすい食品はある。その点を考慮して食材をチョイスしバラエティに富んだ食生活を送ることがポイントとなる。
筋肉づくりにおける成果をあげやすい食品
鶏肉 鶏肉は脂質が少なく高タンパク質の食品。低カロリーなので減量の際のタンパク質の摂取にも大きく貢献してくれる食材だ。鶏のささみはタンパク質も豊富で特におすすめの食材。高タンパク・低脂質の鶏肉はベスト・マッスルフードだ！
牛肉 牛肉はカロリー量が高いのだが筋肉をつくるには最適な食品ともいえる。筋肉増量には適しており、タンパク質とカロリー量を増やすことができる。さらに牛肉にはビタミンＢ群（筋肉の持久力や成長を支える栄養素）が豊富に含まれている。クレアチンや亜鉛・鉄などと言った筋肉の成長に必要な栄養素も豊富に含まれている。
牛肉などの赤身の肉は消化吸収が遅く血中のアミノ酸濃度を継続して高く維持できるため筋肉の回復と成長を促してくれるのだ。よって脂質が少ないからと言って鶏肉ばかり食べてしまうのは筋肉の成長にとってもマイナス面が高くなってしまうので牛肉もしっかりと食べるようにしよう。
さらに筋量増量を目的とした場合には適度な脂質も必要となる。脂質をとることで筋グリコーゲンの消費を抑えることができるので異化作用を抑えることにつながるからだ。
魚 魚も鶏肉と同様、脂質が少なく高タンパク質の食品。特にマグロなどの赤身にはタンパク質が豊富に含まれクレアチンも摂取できる。クレアチンは筋肉増量や筋力アップには効果的な栄養素。
そして魚を食べる最大のメリットは「オメガ-3脂肪酸」という脂肪質を摂取することにある。オメガ-3脂肪酸は脂肪の少ない体づくりには役立つ栄養素なのだ。オメガ-3脂肪酸は代謝を活性化させ脂肪を燃焼する効果が高いとされている。グリコーゲンの生成を助ける効果もあり筋肉の増量などにも最適な食品と言えるのだ。
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